ドル/円、上値追いに慎重ムード
昨日のドル/円は終値ベースで約0.3%上昇した。米債務上限引き上げの合意や米中通商協議の再開が好感され108.20円台までドル高・円安が進行。国際通貨基金(IMF)が米成長率見通しを引き上げた事も支援材料になった。ただ、前週高値(108.37円前後)を前に上げ渋るなど、翌週に米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げが見込まれる中、上値追いには慎重なムードも残る。108.79円前後に位置する日足一目均衡表の雲下限が明日には108円台半ばへと下降する事もあって、この水準は本日の上値抵抗になりそうだ。一方で、108.00円割れには一目均衡表の転換線(107.91円前後)や同基準線(107.88円前後)などが通っており、下値支持として機能しそうだ。