欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりか、米大幅利下げ観測はやや後退

投稿:2019/07/22 17:25
22日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの値動きを予想する。米経済紙の報道で連邦準備制度理事会(FRB)の大幅利下げ観測が後退し、ドル売りは抑制される見通し。また、英国の「合意なき」ブレグジットへの警戒感からドル選好地合いも見込まれる。

今月30-31日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)でFRBの政策金利引き下げ幅が注目されるなか、米紙のインタビューでハト派と位置付けられるブラード米セントルイス連銀総裁が25bp利下げを支持すると発言。そうした見解から50bpの大幅利下げは回避されるとの同紙の報道を受け、19日の海外市場ではドルの買い戻しが強まった。週明け22日のアジア市場でもその流れが続く。また、前日行われた参院選は想定通り与党の勝利に終わり、リスク要因の後退に伴う円売りも観測されている。ドル・円は節目付近のドル売りに押されながらも108円台の定着を狙う値動きとなった。

この後の海外市場でも、長期金利や株価を手がかりにドル買いに振れやすい展開となりそうだ。具体的な材料は乏しいが、21時半発表の6月シカゴ連銀全米活動指数が予想通りプラス圏に振れれば、インフレ上昇観測からドル買いを支援しよう。一方、英保守党は明日にも党首選決戦投票の結果を発表する見通し。依然としてジョンソン前外相が選出される可能性が高く、欧州連合(EU)からの強硬離脱を懸念したポンド売りで、ドルに資金が流入しよう。また、25日の欧州中央銀行(ECB)理事会では9月利下げ示唆に思惑が広がっており、ユーロ売りがドルを小幅に押し上げる可能性もあろう。(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・6月シカゴ連銀全米活動指数(予想:0.10、5月:-0.05)

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配信元: フィスコ
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