今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/07/16 15:54

今夜の注目材料は

東京市場のドル/円は、実需のドル買い観測などを支えに108.00円台まで強含みましたが、日経平均株価が軟調に推移する中で上値は重い様子です。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

7/16(火)
16:00 ビルロワ仏中銀総裁、講演
16:00 トルコ4月失業率
17:30 英6月雇用統計
17:30☆英3-5月失業率(ILO方式)
17:30☆英3-5月週平均賃金
18:00 ユーロ圏5月貿易収支
18:00☆独7月ZEW景況感指数
18:00 ユーロ圏7月ZEW景況感指数
21:00 カーニーBOE総裁、講演
21:15 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
21:15 ボウマンFRB理事、講演
21:30 カナダ5月証券投資
21:30 米6月輸入物価指数
21:30☆米6月小売売上高
22:15☆米6月鉱工業生産指数
22:15 米6月設備稼働率
23:00 米7月NAHB住宅市場指数
23:00 米5月企業在庫
25:20 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
26:00☆パウエルFRB議長、講演
28:30 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
29:00 米5月証券投資動向

※☆は特に注目の材料

今夜は米6月小売売上高の結果に注目です。7月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)の利下げは確定的な状況ですが、米経済の7割を占める個人消費が弱いという事になれば利下げ幅が25bp(0.25%)ではなく50bp(0.5%)になるとの見方が強まる可能性があります。

その他、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演も予定されています。ただ、これは仏中銀主催の夕食会でのスピーチとあって、先日の議会証言ほどには注目されていない模様です。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想