チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
太平洋工業 <7250> 【 1→1】
「償却負担が重い中で実質営業利益横這いを見込む計画は評価できる」
19/3期決算はプレス・樹脂製品、バルブ製品の主力2事業が揃って大幅増収となり、設備投資が過去最高となり、バルブ製品事業でのSchrader買収などで費用が嵩む中で2桁営業増益(営業利益は前期比27.8%増の103億円)確保の好決算となった。20/3期は為替1米ドル105円(19/3期110.7円)と円高を前提に売上高は19/3期比6.9%増を予想、過去最高更新を見込む。営業利益は同3.0%減と微減益を計画。
予想ROE:8.8% PBR:1.0倍、来期予想PER:9.2倍、来期予想EPS成長率:15%株価(6/28終値): 1,547円
Fモデルによる理論株価:2,006円(6月28日by高田悟)
ゼンリン <9474> 【 2+→2+】
「新中計ではストック型、サブスクリプション型ビジネスモデルへの移行を加速」
19/3期は前期比7.0%営業増益で着地。20/3期はオートモーティブ事業でADAS関連が量産化にシフトするため前期までのテストデータなどの受託売上が一時的に減少し、IoT事業でも受託開発案件減少が見込まれるが、企業や自治体向けストック型ビジネスやIoT事業でのソリューションビジネス拡大などにより、売上は過去最高、微増とはいえ営業増益を計画。TIWは期初予想の保守性から計画上振れを見込む。
予想ROE:9.4% PBR:2.8倍、来期予想PER:26.0倍、来期予想EPS成長率:5%株価(6/28終値):1,902円
Fモデルによる理論株価:947円(6月28日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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