■コニシ<4956>の業績動向
(2) 土木建設事業
土木建設事業の売上高は29,750百万円(前期比8.8%増)、営業利益は2,246百万円(同14.6%増)と堅調であった。買収した角丸建設の売上高、営業利益が加算されたことも増収増益の要因だが、その他の子会社も堅調に推移した。各子会社やサブセグメントの状況は以下のようであった。
a) コニシ 建設用:売上高11,473百万円(同6.1%増)
特に建築補修・外壁はく落防止用、建築用シーリング材が好調に推移した。その結果、建築用シーリング材分野では同社がトップシェアとなったもよう。
b) コニシ 土木用:売上高2,017百万円(同3.1%増)
表面保護・はく落防止工法が堅調に推移した。道路床版補強用も比較的堅調であった。
c) ボンドエンジニアリング:売上高10,178百万円(同11.1%増)
インフラ・ストック市場の補修・改修・補強工事等が引き続き堅調に推移したことから受注は順調に推移し、増収・増益を達成した。設立から18期目を迎えるが業績は順調に拡大している。
d) コニシ工営:売上高1,544百万円(同18.1%増)
北海道を地盤とする会社のため、通常は冬季が閑散期となるが、2019年3月期はこの時期に内部改修工事等を獲得できたことから比較的高い増収となった。
e) 近畿鉄筋コンクリート:売上高1,550百万円(同12.4%減)
売上高は前期比では減収だが、前期の水準が比較的高かったこと、さらに完成工事高によるものなので、ほぼ想定内。懸念される結果ではない。
f) 角丸建設:売上高3,439百万円(同19.1%増、前期は9か月分のみ)
2017年9月末から連結に加えられ、前期は9ヶ月分だけであったが、2019年3月期は売上高、利益ともにフルに寄与した。営業利益は約300百万円(前期は200百万円)寄与している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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(2) 土木建設事業
土木建設事業の売上高は29,750百万円(前期比8.8%増)、営業利益は2,246百万円(同14.6%増)と堅調であった。買収した角丸建設の売上高、営業利益が加算されたことも増収増益の要因だが、その他の子会社も堅調に推移した。各子会社やサブセグメントの状況は以下のようであった。
a) コニシ 建設用:売上高11,473百万円(同6.1%増)
特に建築補修・外壁はく落防止用、建築用シーリング材が好調に推移した。その結果、建築用シーリング材分野では同社がトップシェアとなったもよう。
b) コニシ 土木用:売上高2,017百万円(同3.1%増)
表面保護・はく落防止工法が堅調に推移した。道路床版補強用も比較的堅調であった。
c) ボンドエンジニアリング:売上高10,178百万円(同11.1%増)
インフラ・ストック市場の補修・改修・補強工事等が引き続き堅調に推移したことから受注は順調に推移し、増収・増益を達成した。設立から18期目を迎えるが業績は順調に拡大している。
d) コニシ工営:売上高1,544百万円(同18.1%増)
北海道を地盤とする会社のため、通常は冬季が閑散期となるが、2019年3月期はこの時期に内部改修工事等を獲得できたことから比較的高い増収となった。
e) 近畿鉄筋コンクリート:売上高1,550百万円(同12.4%減)
売上高は前期比では減収だが、前期の水準が比較的高かったこと、さらに完成工事高によるものなので、ほぼ想定内。懸念される結果ではない。
f) 角丸建設:売上高3,439百万円(同19.1%増、前期は9か月分のみ)
2017年9月末から連結に加えられ、前期は9ヶ月分だけであったが、2019年3月期は売上高、利益ともにフルに寄与した。営業利益は約300百万円(前期は200百万円)寄与している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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