■中長期の成長戦略
● 中期経営計画の目標達成のために5ヶ条の重点施策を実行中
アイナボホールディングス<7539>は前回の中期経営計画が2016年9月期に達成されたのに続き、2019年9月期を最終年度とする新しい中期経営計画を発表している。数値目標としては、売上高700億円、営業利益19億円、営業利益率2.7%を掲げており、この目標を達成するために以下の5ヶ条を重点課題とし実行していく計画で、これは発表当初と変わっていない。
(1) 市場環境の変化に備え、新たな事業の柱を構築する
ZEH(太陽光、外壁、サッシ)のグループ会社における対応を推進。
(2) グループシナジーを早期に実現する
国内市場縮小に対応するための地域拡大戦略。
(3) グループ経営上の戦略的意思決定
組織再編、効率的な投資、グループ共通課題への対応。
(4) グループ事業会社サポート機能の充実
国策対応力の向上、業務効率の向上(新基幹システムの開発、アベルコベトナムの活用)。
(5) 人財の戦略的な活用
人財の確保・育成と横断的な人財交流。
しかし実際には、この中期経営計画目標(営業利益19億円)は既に2017年9月期で一度達成された。しかし足元の業績が上記のようにやや低調であることから、2019年9月期に改めてこの目標に再挑戦することになる。さらにこの目標(営業利益19億円)達成後には、次の中期経営計画が検討・発表されるはずだ。目標としては、決して楽な水準ではないが売上高1,000億円が1つの目途となりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<MH>
● 中期経営計画の目標達成のために5ヶ条の重点施策を実行中
アイナボホールディングス<7539>は前回の中期経営計画が2016年9月期に達成されたのに続き、2019年9月期を最終年度とする新しい中期経営計画を発表している。数値目標としては、売上高700億円、営業利益19億円、営業利益率2.7%を掲げており、この目標を達成するために以下の5ヶ条を重点課題とし実行していく計画で、これは発表当初と変わっていない。
(1) 市場環境の変化に備え、新たな事業の柱を構築する
ZEH(太陽光、外壁、サッシ)のグループ会社における対応を推進。
(2) グループシナジーを早期に実現する
国内市場縮小に対応するための地域拡大戦略。
(3) グループ経営上の戦略的意思決定
組織再編、効率的な投資、グループ共通課題への対応。
(4) グループ事業会社サポート機能の充実
国策対応力の向上、業務効率の向上(新基幹システムの開発、アベルコベトナムの活用)。
(5) 人財の戦略的な活用
人財の確保・育成と横断的な人財交流。
しかし実際には、この中期経営計画目標(営業利益19億円)は既に2017年9月期で一度達成された。しかし足元の業績が上記のようにやや低調であることから、2019年9月期に改めてこの目標に再挑戦することになる。さらにこの目標(営業利益19億円)達成後には、次の中期経営計画が検討・発表されるはずだ。目標としては、決して楽な水準ではないが売上高1,000億円が1つの目途となりそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
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