岡野バ、上期経常を赤字拡大に下方修正

　岡野バルブ製造 <6492> [東証２] が6月19日大引け後(15:00)に業績修正を発表。19年11月期第2四半期累計(18年12月-19年5月)の連結経常損益を従来予想の1800万円の赤字→4億9500万円の赤字(前年同期は200万円の黒字)に下方修正し、赤字幅が拡大する見通しとなった。
　なお、通期の連結経常損益は従来予想の1億2500万円の黒字(前期はトントン)を据え置いた。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 発電プラント用バルブの製造販売およびメンテナンスを主要事業とする当社グループにおきましては、主に原子力関連において受注済案件の売上計上時期が流動的であり、正確な業績予想数値の算出が困難な状況にあります。　 このような状況の下、当第２四半期連結累計期間における業績は、バルブ事業におきまして当初予定しておりました原子力発電所および火力発電所向けの複数案件に納期変更が生じたことに加え、メンテナンス事業におきましても第２四半期に売上を予定しておりました女川原子力発電所２号機向け震災対策工事が工期変更となるなど、売上計上時期が下期にずれ込んだ結果、売上高は前回発表予想数値を大きく下回る見通しとなりました。また、損益面におきましても売上高の減少、とりわけ大口案件の減少に伴う工場生産量の低下等が起因し、期初の予想から大幅な減益となることが予想されます。　 これらのことから、売上高・利益面ともに業績予想数値を下回る見込みとなりましたので、第２四半期連結および個別の業績予想数値を修正するものであります。なお、通期につきましては、受注計画の検証を行った結果、売上高において、当初の予想を下回る見込みとなりましたので、上記のとおり修正いたします。※上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。