米雇用統計は早期利下げ観測を追認するのか
【基調】
下値警戒
【目先の注目材料】
・6/7 米5月雇用統計
・米長期金利、主要国株価
【本文】
米国が仕掛けた貿易戦争の影響で世界景気に下押し圧力がかかるとの見方が広がる中、米金利先物市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による年内50bps(0.50%ポイント)の利下げが織り込まれた。そうした中、本日発表される米5月雇用統計の結果に市場の注目が集まっている。FRBのブレイナード理事は今週5日のインタビューで、「米経済成長の維持に必要なら、FRBは金利を調整する用意がある」とした上で「労働市場の健全性のシグナルとして雇用者数の変化を注視する」と発言。昨日付けの米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、FRBが6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げの検討に着手する可能性があると報じている。今回の米5月雇用統計が失望的な結果となれば、早期利下げの思惑を絡めつつドル売りが活発化しそうだ。一方、良好な数字でも市場は世界景気悪化に意識を向けているためポジティブな反応を示しにくいかもしれない。
ドル/円相場は今週に入り、107.80円台で下げ渋る展開が続き、108円台前半へと小戻している。もし、107.80円台のサポートを下抜ければ107円台半ばまで下げ足を速める事も考えられるだけに、米5月雇用統計の結果は重要だろう。なお、主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が17.5万人増、失業率は3.6%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.2%などとなっている。
下値警戒
【目先の注目材料】
・6/7 米5月雇用統計
・米長期金利、主要国株価
【本文】
米国が仕掛けた貿易戦争の影響で世界景気に下押し圧力がかかるとの見方が広がる中、米金利先物市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による年内50bps(0.50%ポイント)の利下げが織り込まれた。そうした中、本日発表される米5月雇用統計の結果に市場の注目が集まっている。FRBのブレイナード理事は今週5日のインタビューで、「米経済成長の維持に必要なら、FRBは金利を調整する用意がある」とした上で「労働市場の健全性のシグナルとして雇用者数の変化を注視する」と発言。昨日付けの米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、FRBが6月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げの検討に着手する可能性があると報じている。今回の米5月雇用統計が失望的な結果となれば、早期利下げの思惑を絡めつつドル売りが活発化しそうだ。一方、良好な数字でも市場は世界景気悪化に意識を向けているためポジティブな反応を示しにくいかもしれない。
ドル/円相場は今週に入り、107.80円台で下げ渋る展開が続き、108円台前半へと小戻している。もし、107.80円台のサポートを下抜ければ107円台半ばまで下げ足を速める事も考えられるだけに、米5月雇用統計の結果は重要だろう。なお、主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が17.5万人増、失業率は3.6%、平均時給は前月比+0.3%、前年比+3.2%などとなっている。