米9月利下げ確率9割に
昨日のドル/円は、約5カ月ぶりの安値（107.84円前後）から持ち直すも伸び悩んだ。米国株が大幅高となり、リスク選好度が高まると一時108.30円台まで上昇したが、その後は失速。株高の理由がパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長によるハト派発言であったため、ドルの上値は重かった。なお、パウエルFRB議長が「貿易戦争などに起因するリスクに『適切に』対応する」と発言した事を受けて、米金利先物市場が織り込む9月利下げの確率は90％超に上昇している。本日のアジア市場は株価の上昇が見込める事からドル/円も堅調推移が予想されるが、欧米市場では株高の持続性がカギとなりそうだ。
