ドル/円、108円台前半へ下落
先週末31日のドル/円は、トランプ米大統領が対メキシコ関税の発動を発表した事をきっかけに108円台前半へと大きく下落した。世界的規模で株価が下落する中、質への逃避に利下げ観測も絡めながら米国債価格が急上昇(米長期金利が急低下)したため、ドル売り・円買いが活発化した。貿易戦争のあおりで世界経済が後退に向かうとの悲観論が急速に広がっており、まずは本日のアジア株の動向が注目される。株価が下げ止まらないようだとドル/円は107円台に差し込む可能性もあろう。その他、NYタイムに発表される米5月ISM製造業景況指数もドルや米国株の動きに大きく影響しそうだ。