今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/05/29 15:41

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、日本株安が重しとなり2週間ぶりに109.10円台まで下落しました。株価が下げ幅を縮小する場面では買い戻しも入りましたが、米中貿易摩擦の先行き懸念から戻りは鈍く、午後に入って再び小緩む展開となっています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

5/29(水)
16:30 スウェーデン1-3月期GDP
16:30 メルシュECB専務理事、講演
16:55 独5月雇用統計
17:00 レーン・フィンランド中銀総裁、講演
23:00☆カナダ中銀、政策金利発表
23:00 米5月リッチモンド連銀製造業景気指数
26:00 米7年債入札 (320億ドル)

5/30(木)
07:45 NZ4月住宅建設許可件数
10:30☆豪1-3月期民間設備投資

※☆は特に注目の材料

ドル/円は東京市場で109.10円台まで下落する場面がありました。5月13日にも109.02円で下げ止まった経緯があり、今回も109円台を維持できれば「Wボトム」が想起されるチャートの形状となります。一方、109円割れにはストップロスオーダーが置かれているとの観測もあり、もし下抜けると下げ足を速める可能性もあります。こうした109.00円の攻防が本日の最大の注目ポイントとなるかもしれません。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想