米債利回りが急低下
昨日のドル/円は一時109.40円台に下落した。米中貿易摩擦を巡る懸念などから、主要国の株式や原油などのリスク資産が軒並み軟化。一方で、安全資産とされる米国債に買いが集まり利回りが急低下する中、NY市場でドル売り・円買いが加速した。なお、米10年債利回りは2.3%台を割り込み2017年10月以来となる2.29%付近まで低下した。
市場の不安心理の強さを物語る動きとはいえ、米政策金利であるFFレート(翌日物金利)が2.25-2.50%である事を考えれば、10年債利回りの2.3%割れは正当化が難しい水準であろう。米国債利回りに戻りが見られればドル/円も反転が見込めよう。ただ、来週月曜は英・米が休場のため、本日の海外市場は持ち高調整が主体の展開となりやすい。ショートカバー主体ではドル/円の上値は限られそうだ。
市場の不安心理の強さを物語る動きとはいえ、米政策金利であるFFレート(翌日物金利)が2.25-2.50%である事を考えれば、10年債利回りの2.3%割れは正当化が難しい水準であろう。米国債利回りに戻りが見られればドル/円も反転が見込めよう。ただ、来週月曜は英・米が休場のため、本日の海外市場は持ち高調整が主体の展開となりやすい。ショートカバー主体ではドル/円の上値は限られそうだ。