このコンテンツは、マイネット<3928>の2019年12月期第1四半期(2019年1-3月期)の決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。5本に分けたコンテンツの2本目です。
まずハイライトです。
業績。こちらは、積極投資をしますということを前回の発表でも申し上げていました。その計画のとおり、特にはAIとブランディングに対する投資、加えて再設計型と当社で呼んでいる投資について、計画どおりに進行して、営業利益としては赤字となっています。その上でもちろんEBITDAについてはしっかり16四半期連続で黒字の状態をつくれているという状況です。EBITDAの状態を見ながら、しかるべき投資をかけ、流行り廃りを超えた「業」を創り上げていくという方針で動いています。
続いて財務です。こちらについても動きが一つございました。第4回の私募債を発行いたしまして、10億円の調達をさせていただいています。資金としてはしっかり潤沢な状態を担保して財務基盤は変わらず盤石ということが申せます。
続いて組織。こちらは、前回の株主総会のタイミングで、新たにコーポレート本部長の澤野真実と、岩城農というものが取締役に就任いたしました。澤野はこれまで外資系のコンサルティング企業、外資系のSI企業など名の知れたところの日本法人で活躍し、取締役の任務なども経た上で、当社に加わってくれた人間です。また、岩城につきましては、ゲームセクターの中では名を知られた人物です。セガゲームスさんで、戦略の取締役を担っていた人間です。今回、Mirrativという新進気鋭のスタートアップの戦略責任者と当社の社外取締役、この二足の草鞋を履くというネクストキャリアを選んで、当社に戦略の面では膝詰めで対話をできるポジショニングで加わってくれているという状況です。加えて、昨年から、和田洋一というものが取締役に加わっています。。スクウェア・エニックスさんで長年代表を務めてきており、日本のゲーム産業においてこの20年の歴史の中の本当のキーパーソンといえる人物です。こういった産業の中で重要な戦略を描き、率いてきた人物がマイネットの中核たるポジションに加わってくれて、申し上げる「業」創り、本当にこの流行り廃りを超えてゲーム産業の中にしっかりと定着していく一つの業態を創り上げていくということを明確な意思をもって進め始めた新たな体制です。
続きまして、仕入です。今回1Qの仕入タイトルは2本でした。名称もすでに公知しています。モブキャストゲームスさんからの「モバプロ2レジェンド」というタイトルです。また、gumiさんから「ドールズオーダー」という意欲作が、当社に加わっています。
特にドールズオーダーについては再設計型と当社で呼んでいます。しっかり再設計のプランを作り、6ヶ月間で黒字の状態に戻してさらにグロースできる状態を作るというチャレンジに取り組んでいます。先日1周年を迎えて大変健康状態良しと、順調に進んでいる状況です。
続いてサービス運営の部分です。2019年12月期第1四半期はAIとRPAの投資をすると前回の決算発表時に申しておりました。今回明確に数値としてあらわれる成果が出てきていますのでご報告いたします。ゲーム運営にフォーカスしたRPAシステムを自社開発しており、この自社開発RPAシステムを「マイロボ」と当社で呼んでいます。その効果が顕著に現れています。当社のAIスタジオには5タイトルありますが、その5タイトルへのRPAシステム導入によって、最長で1年1ヶ月、5本中4タイトルで、1年の期間延長の意思決定を実現しています。当社で、運営延長の意思決定をするということは、その期間分ずっと利益が出続けるという計画が組めたということです。すなわち4本のタイトルで1年間利益が出続ける状態に転換することがRPAの導入によって実現しているという状況です。RPAの導入は、現時点ではまだ5タイトルに対してのみですが、7月以降当社の37タイトルすべてに対して投入をしていくという計画を持っていますので、逐次導入とともに皆様に成果をお示しできればと思っています。
またPARADE商品。こちらも2年ほど取り組んできたもので、数値の成果が現れるようになってきています。デッキ分析、相互送客、イラストアセットなど、特に主力の商品群が効果を発揮するようになって、1Qだけで1.4億円分の利益を創出することができています。導入件数自体がまだまだ少ない状態ですが、これをプラットフォームとして全タイトルに対して注入できるようになった時には、さらにこの金額を上げていくことができる見通しを持っています。
決算の概要です。前回にもご案内していましたが、当面エンディングタイトルが続きます。1Qは3本、2Qも3本。3Qでも少々あります。ただ、4Q以降あたりから先ほど申し上げた長寿化のアプローチをすでに注入できたものが増えてまいりますので、エンディングがぐっと減っていきます。その時期以降、タイトル数がどんどん積み上がっていきます。そのため、売上高が、1Qも2Qも少し抑えめとなるのは、ご存知いただければと思っています。ただし計画どおりです。
営業利益・EBITDAです。大型投資をしていますが、EBITDAはしっかり黒字をキープしています。
そして今回営業利益の内訳を明記させていただきました。今回、投資をしています。2.2億円がAI・コーポレートブランディング・再設計、我々が「業」を創り上げるために行っている投資の部分です。そこをしなければ、この1Qで6,000万円の営業利益が出ていました。
再設計型は昨年10月に仕入れている「戦刻ナイトブラッド光盟」と「ドールズオーダー」です。この二つが再設計期間中に入っており、しっかり7ヶ月目以降の利益転換をしていくということを目論んでいます。
また大型リニューアル中の「オトメ勇者」というのがあります。レベルファイブさんとの取り組みです。
AI・コーポレートブランディングの投資。これらを着実に本当に長期間において回収していくという前提はありますが、長期だけでなくしっかり短期的にも成果が出る部分として先ほど申し上げたRPAは今四半期からも成果も出ていますし、下半期以降、全社における成果が出てくるタイミングになってまいります。
(3/5)に続く
<FA>
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