●アメとムチを使い分けるトランプ政権
相も変わらず、トランプ大統領に一喜一憂させられる展開が続いています。ファーウェイに圧力を掛けたと思ったら、昨日は一部の取引について3ヶ月猶予すると発表するなど、対中国での貿易交渉でアメとムチを使い分けており、その動きに残念ながら市場は律義に反応する状況です。発射台が高かったこともあり、ドル円はストップを巻き込み、110円台ミドルまで上昇しています。今回のファーウェイ問題は単に先延ばししたに過ぎず、解決に至ったわけではありません。ここから一気に111円を目指すとは思えないのですが、とりあえず目先21日移動平均線を明確に抜けていけるのかに注目しています。