ポプラ、上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額

配信元:株探
投稿:2019/05/21 16:00
 ポプラ <7601> が5月21日大引け後(16:00)に業績修正を発表。20年2月期第2四半期累計(3-8月)の連結経常損益を従来予想の0.2億円の黒字→0.1億円の赤字(前年同期は0.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 上期業績の悪化に伴い、通期の連結経常損益も従来予想の0.2億円の黒字→700万円の黒字(前期は1.9億円の赤字)に65.0%下方修正した。ただ、通期の連結最終損益は従来予想の0.2億円の黒字→11億円の黒字(前期は21.8億円の赤字)に44倍上方修正した。

 同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 山陰地域におけるCVS事業について、2016年11月より株式会社ローソンとの共同運営事業として「ローソン・ポプラ」および「ローソン」ブランドを展開する事業会社である株式会社ローソン山陰を設立し運営を開始しました。当社はその発行株式の30%を保有し、共同運営の形で山陰事業参画を行うとともに、ポプラの特徴である店舗で炊いたご飯を盛り付ける「ポプ弁」の製造事業者として「ローソン・ポプラ」店舗への供給を行ってまいりました。共同運営事業は、当初「ポプラ」から54店舗が「ローソン・ポプラ」へ転換しスタートし、その後もブランドチェンジを行い、「ローソン・ポプラ」は間もなく100店舗に達する見通しとなるなど順調に進んでおりますが、山陰地区においては人口減少や高齢化、他社CVSや他業態間の競合が厳しくなってきており、これまで以上にスピーディな経営判断が求められる状況となってきております。このような状況のなか、当社はポプ弁の製造供給事業者のポジションに特化し、運営をローソン主体での実施へ転換することが今後の山陰事業および当社にとって最良と判断し、当社が保有する全株式4,285株について1株あたり821,704円、合計35億21百万円にて売却を行うことといたしました。売却により、連結業績で13億96百万円、個別業績で21億78百万円の株式売却益(特別利益)を計上することとなりましたので、2020年2月期の第2四半期累計連結業績予想および通期連結業績予想、2020年2月期の第2四半期累計個別業績予想および通期個別業績予想の修正を実施することといたしました。尚、山陰株式の売却は行うものの、株式会社ローソンとの関係に関しては何ら変わることはなく、今後とも様々な分野で連携を実施してまいります。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいております。実際の業績は、様々な要因により予想数値と異なる場合があります。
配信元: 株探

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