ドル円、米中貿易戦争懸念で上値をおさえられた。

著者:遠藤寿保
投稿:2019/05/21 09:39

マーケットコンディション

昨日のドル円は、110.06円で始まると、東京時間は、週末の豪総選挙で与党・保守連合の勝利を受け、豪ドル円が上昇。これを受けクロス円全般に上昇。また、日本の1-3月期実質国内総生産(GDP)速報値が予想を上回り、日経平均株価が上昇となり、ドル円は110.31円まで上昇。ロンドン時間、上値が重いく110円台前半で小動き。NY時間、中国がファーウェイに対する規制に反発し、「ファーウェイとの取引を停止した企業とは、取引を控える可能性がある」と発表すると、米中貿易戦争懸念で、109.80円まで下落。その後、米10年債利回りが上昇し始めると、110円台を回復し110.04円でクローズをむかえた。

ドル円、米中貿易戦争懸念で上値をおさえられた。

昨日の高値110.31円は4/24の高値112.39円から5/13の安値109.01円に対する戻り38.2%(110.30円)レベルである。切掛けは、豪ドル円の上昇だったが、このまま110.70円まで上昇となれば、5/6のオープンで開けた窓を埋める可能性もでてきた。

戻り売りスタンス継続だが、一旦反発の勢いを確認したい。
遠藤寿保
YJFX! FXエバンジェリスト
配信元: 達人の予想