RIZAP、今期最終は黒字浮上、2期ぶり1円で復配へ

配信元:株探
投稿:2019/05/15 17:20
 RIZAPグループ <2928> [札証A] が5月15日大引け後(17:20)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年3月期の連結最終損益は193億円の赤字(前の期は90.7億円の黒字)に転落したが、20年3月期は5億円の黒字に浮上する見通しとなった。

 同時に、今期の年間配当は1円で、2期ぶりに復配する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終損益は112億円の赤字(前年同期は38.7億円の黒字)に転落し、売上営業損益率は前年同期の16.1%→-7.2%に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
 差異の理由(通期連結業績)当社は、第2四半期連結累計期間決算で発表したとおり、過去1年以内にグループ入りした企業・事業を中心に経営再建が当初の見込みより遅れていること、また、在庫や不採算事業の減損等、構造改革関連費用を含む非経常的損失等を計上したことから、第2四半期連結累計期間において、大きく営業損失を計上するに至りました。それを受け当社グループは、「グループ会社・事業の経営再建の早期完遂」、「強靭な経営体質への変革」、「事業の選択と集中」、「新規M&Aの原則凍結」及び「成長事業への経営資源集中」等、当社グループの持続的成長に向けた構造改革のための施策を実行しております。当第4四半期連結会計期間においては、緊急性の高い構造改革施策を早期に完了させ、持続的成長に向けた経営基盤を強化するとともに2020年3月期の黒字化を実現するため、合計約93億円の構造改革関連費用を追加計上いたしました。内訳は、戦略的な店舗閉鎖等で約40億円、映像・音楽ソフトを中心とした在庫評価減等で約40億円、女性用アパレルを手掛けるアンティローザ等数社ののれんの減損等その他で約13億円となっています。主に本構造改革関連費用の追加計上により、前回発表予想との差異が生じております。なお、当第4四半期連結会計期間において、ヘアケア・ボディケア・フェイシャルケア商品の企画販売を行うジャパンゲートウェイの売却の実施、戸建住宅事業・リフォーム事業・環境エネルギー事業を運営するタツミプランニングの戸建住宅事業・リフォーム事業の新設分割による新設会社への承継及び新設会社の全株式の譲渡(売却)の決議を実施いたしました。両社は非継続事業に分類されております。差異の理由(通期個別業績)個別業績については、子会社に対する貸倒引当金の計上及び主に子会社株式に対する関係会社株式評価損の計上により、大きく前年を下回る結果となりました。なお、上記の多くは連結業績に対する影響はありません。
配信元: 株探

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