今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/05/14 15:39

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、トランプ米大統領が中国との通商協議に楽観的な見方を示した事をきっかけに反発。ただ、昨日の急落前の水準である109.70円前後で伸び悩む展開となりました。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

5/14(火)
16:00 トルコ3月鉱工業生産
16:00 ビルロワ仏中銀総裁、講演
16:15 ウィリアムズNY連銀総裁、講演
16:30 スウェーデン4月消費者物価指数
17:30☆英4月雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移)
17:30☆英1-3月失業率(ILO方式)
17:30☆英1-3月週平均賃金
18:00 ユーロ圏3月鉱工業生産
18:00☆独5月ZEW景況感指数
18:00 ユーロ圏5月ZEW景況感指数
21:30 米4月輸入物価指数
25:45 ジョージ・カンザスシティー連銀総裁、講演

5/15(水)
11:00☆中国4月鉱工業生産
11:00☆中国4月小売売上高

※☆は特に注目の材料

イギリスとドイツで重要指標の発表が予定されていますが、ドル/円への影響は小さいでしょう。気になるのはやはり、株価の動きです。昨日は、米中貿易戦争のエスカレートを受けて欧米株式市場は総崩れとなりました。トランプ米大統領の火消し発言(米中協議は非常にうまくいく気がする)に株式市場がどのような反応を示すのか注目しましょう。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想