日ユニシスは４００円超の急騰で１９年ぶり高値、システム開発とクラウド好調で業績高成長続く

　日本ユニシス<8056.T>が４００円を超える急騰で３２００円台まで駆け上がり、３月７日につけた年初来高値３０２５円を一気に上抜いた。時価は２０００年４月以来１９年ぶりの高値圏に浮上。

　同社は大手システムインテグレーターで、決済関連やクラウド関連ビジネスに優位性を持つ。ここ東京市場では金融向けシステム開発やクラウドサービス分野で展開する銘柄群が物色ターゲットとなっている。その背景には企業の旺盛なＩＴ投資需要を受けた収益環境への追い風の強さがある。同社株も時流に乗る銘柄としてマーケットの視線が向いている。９日取引終了後に発表した１９年３月期の連結決算は、営業利益が前の期比２６％増の２０６億２２００万円と大幅増益を達成、２０年３月期も前期比１２％増の２３０億円と２ケタ成長を続ける見通し。株主還元にも力を入れており、毎期増配を繰り返し２０年３月期は前期実績比１０円増配の６５円を計画している。

出所：minkabuPRESS