【買い】コーエーテクモHD(3635)決算反応は売りが嵩むも急反発、投資家層入れ替わりで一息ついた後は上昇継続◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/04/26 16:54

決算反応は売りが嵩むも急反発、投資家層入れ替わりで一息ついた後は上昇継続

業種:情報・通信業
時価総額:2613.79億円
PER:19.78倍
PBR: 2.20倍

 ゲームソフト開発の中堅だが歴史題材や競馬、美少女系などニッチなジャンルでコアなファン層を獲得。2009年にコーエーとテクモが経営統合し、現在の会社体制となった。「シブサワ・コウ」ブランドの「信長の野望」や「三國志」のほか、「Winning Post」「大航海時代」などのタイトルに、子どもに人気のポケモンや妖怪ウォッチなどのキャラクターをコラボさせてユーザー層の拡大に努める。オンラインゲームにもいち早く取り組み、現在は海外展開にも注力している。

 業績面では4/26に2019年3月期の決算を発表、売上高・利益ともに過去最高を更新した。一方、会社計画比では減収増益での着地となり、今期見通しは増収減益の見通しが示された。発表直後は嫌気売りを誘い、瞬間的には1906円の安値まで急落している。

 株価は3月後半から2000円台に乗せて水準を切り上げたほか、4/1には2009年の統合以来の上場来高値を更新。3月末の株主には統合10周年の記念配が贈られることとなったが、その後は2100円前後で上値が重たい動きとなっている。直近の急落で既存株主と新しく参入した投資家層の入れ替わりが進んだとみられ、一息入れて再び上昇基調を継続するものとみる。

(4/26現在)
配信元: 達人の予想

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