■4月25日(木)■明日の相場展望  ~ 上海が急落 ~

著者:橋本明男
投稿:2019/04/25 18:18

5月相場は思いもよらない下げに見舞われる可能性もある

平成最後の相場へ準備を


何とも理解に苦しむ相場が続いております。

日経平均は反発 107円高 22,307円
トピックスは 8.23ポイント高 1620.28ポイント
出来高は概算 12億2千万株で終わっております。

いよいよ明日、平成最後の取引となります。平成元年は30,000円から始まり、その年の大納会、日経平均は38,915円で大天井を打ち、失われた20年という大暴落に突入して行ったわけです。思い起こせば私もよくこの大暴落の中で生きて来たものだと自分で感心しております。

さて、市場には新天皇即位のご祝儀相場が出るともっぱらですが、その前に明日、4月相場が終わります。日経平均の4月1日の寄付きは21,509円でしたから、陽線が立つ事は間違いない所ですが、トピックス、こちらの方は4月1日の寄付きが1615.81ポイントですから、明日5ポイントも反落すれば陰線となってしまいます。

こんなふざけた事は過去に一度も無かったと思いますが、何故こんな現実が起こってしまったのか。私は東京株式市場の本当の姿はトピックスにあると信じておりますから、トピックスの動きを見る限り、5月相場は思いもよらない下げに見舞われる可能性もあるという事を忘れずに行動しなければならないと思います。

上海市場ですが、総合指数は77ポイント安、3,123ポイントと終わりまして、予測通り短期急落となって来ました。これは急落の始まりであり、2,500ポイント前後までは下がっておかしくありません。上海がそうなった時、強い日経平均、果たして耐えられるか?

まずは平成最終日、黙って見てみましょう。


では御健闘を祈ります。
橋本明男
株×株 最高顧問
配信元: 達人の予想