休暇明けで活気が戻れば
昨日のドル/円は111.90円台を中心に膠着。米国がイラン産原油の全面禁輸に踏み切る方針を示した事を受けて原油価格が大幅に上昇したが、イースター休暇で市場参加者が限られる中、ドル/円は動意を欠いた。休暇明けの本日は市場に活気が戻ると見られ、改めてドル/円が年初来高値(112.17円前後)の更新を試す展開となるか注目したい。ただ、112円台にはゴールデンウイークを前に本邦輸出企業のドル売りオーダーが控えているとの観測もある。また、週後半には日銀金融政策決定会合や米1-3月期国内総生産(GDP)・速報値などの重要イベントに加え、日米財務相会談や日米首脳会談などの政治イベントも予定されている。市場に様子見ムードが広がり、ドル/円は小幅な値動きにとどまる可能性もあるだろう。