[危険株ニュース] IQ上位2%投資家が警戒する危険株(4月19日版)

著者:中原良太
投稿:2019/04/18 19:01

今は買わない方が安心?

武田薬品工業(4502)
4月に入ってから同社株の値下がりが目立ちます。とはいえ、もともと同社株の予想PERは30倍を超えており、高めの水準でした。2月に発表した第三四半期決算も減益で着地するなど、業績も伸び悩んでいます。中長期では株価が伸び悩むと考えられます。引き続き、動向には注意しておきましょう。

【楽天(4755)
前期の業績は好調な着地となりましたが、2019年に入ってから、同社株は60%以上も値上がりしました。短期間でこれだけ値上がりしていることもあり、過熱感があるようにも思えます。「これまで株価が上がってきた=これからの値上がり幅が狭くなった」ということですから、安易な追いかけ買いは控えた方が良いと考えます。

【リクルートHD(6098)
業績は好調なのですが、「会社が成長していること」と「株価が割安か」は別問題です。同社株は2015年以降、大きく株価を伸ばしてきており、3年少しで、2倍以上に値上がりしました。一方、これまでの値上がりペースが早かっただけに、すでに予想PERは30倍を超えており、割高感も感じられる水準です。

同社のように、大きく値上がりした株は、これから反落のおそれがあります。無理に後追いするのではなく、様子見しておくと無難でしょう。
中原良太
株式会社テラス システムトレード開発者
配信元: 達人の予想