いよいよ動き出すか…!?

著者:武市佳史
投稿:2019/04/17 10:25

◆「動かない(動けない?)」は継続

※ご注意:予想期間は4月18日と表示されていますが、本日(4月17日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。


依然として“年初来高値(3/5高値:112.134円)”に届いておらず、“上値の重さ”は目立っています。
一方で“週足・一目均衡表先行スパン上限(111.896円)”を下回る水準では下げ止まるように、“下値の堅さ”も健在です。
こうして昨日の値幅は“前日をさらに下回る19.6銭(pips)”。
まったく「動かない(動けない?)」は様相は続いています。

◆ただ日柄的には「そろそろ」…!?

『年初来高値を意識も、なかなか到達できず』というチャート形状を見れば、「頭打ち(反落)」への懸念が頭をよぎるのは事実です。
しかし『ローソク足にほとんど上髭なし』を併せて考えれば、「上向き基調に変化なし」と見るのが自然ということになります。
警戒する「にわか上値期待」はそれほど台頭しておらず、その分だけ「明確に抜けた際の見返り(ストップロス)は大きい」…?

まだ「112円ラインで膠着⇒方向感を探る」が基本でしょうから、「一気に動けるかは微妙」かもしれません。
しかし「無難に終えそうな日米通商協議」というスケジュール感を考えれば、「そろそろ動き出す」…?
やはり「年初来高値更新を見るまでは終われない」と見て、対峙したいところです。

◆ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:112.853(18/12/18高値)
上値4:112.660(18/12/19-20高値、50月移動平均線)
上値3:112.502(+2σ)
上値2:112.283(ピボットハイブレイクアウト)
上値1:112.134(3/5高値、4/12-15高値、ピボット2ndレジスタンス)
前営業日終値:112.011(大台、200週移動平均線)
下値1:111.896(週足・一目均衡表先行スパン上限、4/16安値、+1σ、ピボット1stサポート)
下値2:111.771(ピボット2ndサポート)
下値3:111.695(ピボットローブレイクアウト
下値4:111.585(4/12安値)
下値5:111.524(200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)

※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。

11:00 ドル円 抵抗・支持ライン追加
武市佳史
株式会社マネーパートナーズ チーフアナリスト
配信元: 達人の予想