<動意株・12日>(前引け)=CSP、乃村工芸社、スリーエフ

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/04/12 11:42
<動意株・12日>(前引け)=CSP、乃村工芸社、スリーエフ  CSP<9740.T>=急反発し、年初来高値を更新。同社は11日取引終了後に、20年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを39億円(前期比14.4%増)としていることや、年間配当計画を40円(前期比2円増配)としていることが好感されているようだ。売上高は650億円(同4.2%増)を見込む。東京五輪などを控えて増加する警備需要を確実に取り込むとともに、環境の変化に柔軟に対応できるように「技術力の強化」「収益力の向上」「基盤の最適化」「グループ連携の強化」に引き続き注力するとしている。 また、今後5年間を対象とした新中期経営計画もあわせて発表。最終年度となる24年2月期の連結業績目標として、売上高750億円、営業利益64億円を掲げている。

 乃村工芸社<9716.T>=大幅反発。同社は11日の取引終了後、5月31日を基準日として1株を2株に株式分割すると発表しており、これを好材料視した買いが入っている。投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資しやすい環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目的としている。なお、効力発生日は6月1日。同時に、20年2月期連結業績予想を発表しており、売上高1300億円(前期比3.3%増)、営業利益93億円(同1.6%増)、純利益63億円(同6.6%減)と営業増益を見込んでいることも好材料視されている。20年の東京五輪や25年の大阪万博などの開催を控えて、関連施設の整備、イベント、文化プログラムや周辺事業を含めた事業機会の拡大が見込まれており、人件費増などを吸収する見通しだ。

 スリーエフ<7544.T>=大幅続伸。同社は神奈川県地盤のコンビニエンスストアでローソン<2651.T>との共同ブランドで運営している。同社は11日取引終了後に発表した20年2月期の連結業績予想は、売上高にあたる営業総収入が127億円(前期比6.0%増)、営業損益は4億円の黒字(前期2億8300万円の赤字)、最終損益は1億円の黒字(同1億6700万円の赤字)を見込んでいる。これを評価する形で買いを呼び込んだ。また、業績回復を背景に年間配当も6円と5期ぶりに復配を計画していることも人気を増幅している。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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