今夜から明朝の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/04/10 15:40

今夜から明朝の注目材料は

東京市場のドル/円は、日経平均株価が軟調に推移する中でも111.00円台で下げ渋る展開となっており、下値の堅さを維持しています。とはいえ、値幅20銭未満の小幅なレンジでもみ合っており、これからの欧米市場の動きが気になるところです。まずは注目材料を確認しておきましょう。

4/10(水)
17:30 英2月貿易収支
17:30 英2月鉱工業生産指数
17:30 英2月製造業生産高
17:30 英2月GDP
20:45☆ECB理事会政策発表
21:30☆ドラギECB総裁、会見
21:30☆米3月消費者物価指数
23:30 EIA週間原油在庫統計
24:50 クオールズFRB副議長、討論会に参加
26:00 米10年債入札 (240億ドル)
27:00☆FOMC議事録(3月19-20日分)
27:00 米3月財政収支
-----☆EU臨時首脳会議(ブリュッセル)

4/11(木)
10:30 中国3月消費者物価指数
10:30 中国3月生産者物価指数
※☆は特に注目の材料

欧州中銀(ECB)理事会にドラギECB総裁会見。米3月消費者物価指数に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録。さらには欧州連合(EU)臨時首脳会議と、今夜は重要イベントが目白押しです。一部には、本日を「ビッグ・ウエンズデー」と称する向きもあるようです。ドル/円直撃系としては米3月消費者物価指数とFOMC議事録の結果が注目されますが、ECB理事会やEU首脳会議に比べると重要度はやや低そうです。ユーロやポンドが主役の相場展開となれば、ドル/円の出番は多くないのかもしれません。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想