3月のOPEC産油量は日量3040万バレルと4年ぶりの低水準
3月のOPEC原油生産(ロイター速報ベース)は日量3040万バレルとなり、前月から28万バレルの減少。OPEC盟主のサウジアラビアの減産幅が合意を大幅に上回り、米経済制裁と電力不足のベネズエラ生産がまたまた落ち込みました。OPEC11カ国の減産順守率は135%に達し、中でもサウジアラビアが日量990万バレルまで生産量を落とし、減産順守率228%と協調減産のリーダーシップを発揮しています。ベネズエラの産油量はとうとう日量100万バレルを割ってしまい、かわいそうなくらい悲惨な状況です。WTI原油相場も60.40ドル近辺の上値抵抗線をブレイクし、年初来高値を連日の更新です。トランプ大統領の牽制球には、要注意ですが需給を変えるのは無理でしょう。しばらく上値試行が続きそうです。原油関連は買い。