今夜の注目材料は=外為どっとコム総研 神田卓也

著者:神田卓也
投稿:2019/03/15 15:37

今夜の注目材料は

欧米時間のドル/円予想レンジ:111.100-112.300円

東京市場のドル/円は、一時111.90円前後まで上昇しましたが、日銀による金融政策の現状維持決定や、北朝鮮が米国との非核化協議停止を検討との報道が重しとなり反落。ただ、日経平均株価が底堅い動きを続ける中、その後は111.60-70円台に持ち直しています。欧米市場の動きが気になるところですが、まずは注目材料を確認しておきましょう。

3/15(金)
15:30☆黒田日銀総裁、会見
16:00 独2月卸売物価指数
16:00 トルコ12月失業率
17:55 黒田日銀総裁、スピーチ
18:00 レーン・フィンランド中銀総裁、記者会見
19:00 ユーロ圏2月消費者物価指数(HICP)・改定値
21:30 カナダ1月製造業出荷
21:30☆米3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
22:15☆米2月鉱工業生産指数
22:15 米2月設備稼働率
23:00☆米3月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
29:00 米1月証券投資動向

※☆は特に注目の材料

ドル/円は気が付けば年初来高値(112.13円前後)まであと少しに迫っています。果たして米3月ニューヨーク連銀製造業景気指数や米2月鉱工業生産指数などが追撃材料になるか注目しましょう。また、15時半から行われる黒田日銀総裁の会見では、景気の先行きに不透明感が強まる中、追加緩和のヒントになる発言が飛び出すか注目されます。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長
配信元: 達人の予想