注目銘柄ダイジェスト(前場):アストマックス、ワイヤレスG、GA TECHなど

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/14 12:15


アドベンチャー<6030>:5400円(+290円)
大幅高。2月の取扱高が前年同月比116%増の124.65億円となり、会社設立後過去最高を更新したと発表している。前月(81%増の102.54億円)から伸び率が加速した。取扱高の増加に加え、11日に年初来安値(4825円)を付けてから株価が下げ止まっていることも買い安心感につながっている。また、2月の訪日外国人数が19日に発表されることから、インバウンド銘柄を先んじて物色する流れも買いを後押ししているようだ。


王子HD<3861>:678円(+21円)
大幅反発。野村證券では投資判断「バイ」を継続で、目標株価を860円から880円に引き上げている。段ボールの原料となる古紙価格下落や印刷用紙の値上げ浸透を背景に業績予想を上方修正、来期営業利益は1128億円から1168億円に増額修正している。印刷用紙に関しては、値上げ浸透幅を対象品目で7%から12%に引き上げ、追加的な利益改善効果として約30億円を見込んでいるもよう。


ワイヤレスG<9419>:453円(+54円)
一時ストップ高。テラやチェックポイントと協力して、個人向けモバイルセキュリティアプリ「ZoneAlrm Japan edition」を日本国内で販売開始と前日に発表している。世界各国の政府機関や企業など、あらゆる組織に対応するサイバーセキュリティソリューションを提供するチェックポイントの技術がベースとなっている。ヨドバシカメラ全店舗で3月14日から先行販売するもよう。サイバーセキュリティへの関心が高まる中、販売拡大への期待が先行。


大和ハウス<1925>:3437円(-93円)
大幅続落。中国の関連会社において、預金残高と帳簿に差異があることが発覚し、調査によって合弁先企業から派遣されている取締役や出納担当者などによる不正の疑いがあることが判明したと発表している。判明している預金残高と帳簿の差額は日本円で約234億円、この不正流用額が回収できなかった場合、約117億円の持分法投資損失を計上する見込みのようだ。収益水準の低下、コンプライアンスに対する信頼性低下を懸念する動きに。


アストマックス<7162>:299円(+40円)
大幅に反発。連結子会社のアストマックス投信投資顧問(東京都品川区)の発行済株式総数の16.7%(18年12月31日時点)に相当する1万1878株をヤフー<4689>に譲渡すると発表している。譲渡実行時の売却代金は8.51億円で、譲渡後の所有株数は3万5494株(議決権所有割合49.9%)、ヤフーが3万5635株(同50.1%)となる。譲渡実行日は4月1日。20年3月期に子会社株式売却益を含む計約9.22億円の特別利益を計上する見込み。


GA TECH<3491>:2874円(+158円)   2830 +114
大幅に続伸。19年10月期の売上高(日本基準)を従来予想の326.63億円から366.05億円(前期実績201.26億円)に上方修正している。「Renosy」新規会員数が増え、販売件数が拡大したため。ただ、広告宣伝費用などに投資するため、営業利益予想(10.41億円)は据え置いた。第1四半期(18年11月-19年1月)の営業利益は0.78億円で着地。また、IBMのブロックチェーンサービスを自社不動産デジタルプラットフォームに導入する。

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配信元: フィスコ

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