◆昨日も“112円台維持”は叶わず…
※ご注意:予想期間は3月7日と表示されていますが、本日(3月6日)の東京・欧州・NY市場の値動きを想定した記述となります。
好内容の米経済指標を背景に、わずかながらも“先週末高値(112.075円)”を上回る場面が見られました。
しかしながらそこまで…、前日に続いて、昨日も“112円台”を維持することはできませんでした。
◆ただ“株安の連鎖⇒リスク回避”は期待薄
懸念された「19年中国経済目標の下方修正(6.0-6.5%)」は、「景気支援策」を好感した上海株が“昨年6月以来の水準(3054.24)”へ続伸したように、表面化していません。
NYダウは“若干続落(△13ドル)”しましたが、欧州株が“底堅い推移”を見せていることを考えると、“株安の連鎖⇒リスク回避”は期待薄といえます。
「米要人発言(リスク見極めに数回のFOMC必要/完全雇用は未だ達成されていない等)」も目立った反応を見せませんでしたので、“米金融政策を巡る思惑(利下げ懸念)”がけん引する展開も想定しづらいところです。
◆“上値の重さ”に抗うには骨が折れるが…!?
徐々に“下値の堅さ”を意識する向きも増えてきた様に感じますが、“足場を固め切れていない”と見られる以上は、多数派を占める“上値の重さ”に抗うには骨が折れると見られます。
ただその分だけ「損切は遅れ」やすく結果として「ドル売りは残りやすい」…。
まだ「次なる方向を窺う」が基本と見ますが、それでも「戻り売りではなく、押し目買い」で臨むのは続けたいところです。
◆ドル円 抵抗・支持ライン
上値5:112.660(18/12/19-20高値)
上値4:112.535(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:112.313(200週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:112.134(3/5高値、ピボット1sレジスタンス)
上値1:112.000(大台)
前営業日終値:111.877
下値1:111.705(3/5安値、ピボット1stサポート)
下値2:111.637(3/4安値)
下値3:111.454(2/27~3/5の38.2%押し、100日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:111.322(3/1安値、200日移動平均線、20週移動平均線)
下値5:111.245(2/27~3/5の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)
※ユーロ円やユーロドルなど、他の通貨ペアの抵抗・支持ラインは〔一週間の為替市場を分析!マーケット・チェックWebセミナー〕にて公開中。
11:05 ドル円 抵抗・支持ライン追加