米国のミレニアル世代の投資家の半数近くは、株式市場よりも仮想通貨市場に信頼をおく

配信元:フィスコ
投稿:2019/03/05 17:40
ミレニアル世代のトレーダーの半数近くが、従来のものよりも、暗号通貨の取引に高い信頼性をおいている。彼らはまた、暗号資産を提供する伝統的な金融機関のビジョンについても注目してみている。これは、ミレニアル世代が「テクノロジーとオープンネットワークの力を信じる」という、まさに「世代交代」を示しているという、調査でもある。
世代交代の始まり
米国に本拠を構える投資プラットフォームEtorowww.etoro.com/の調査は、1000人のオンライントレーダーをインタビューした。そこでわかったのは、ミレニアル世代のオンライントレーダーの43%が、米国の株式取引よりも暗号通貨の取引を信用していることだった。
調査したオンライントレーダーの93%は、TDAmeritradeやFidelity、CharlesSchwabのような伝統的な金融機関がもし暗号通貨を提供してくれるなら、もっと多額の投資をすると答えている。暗号通貨を取引しないミレニアル世代でさえ、その3分の1は、株式よりも暗号通貨を信用していると答えていると、Etoroの取締役社長であるGuyHirsch氏は述べている。

GuyHirsch氏
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私たちは、信頼性において、伝統的な株式取引から暗号通貨取引へ重点が向けられている、世代個体の始まりを見ているようだ。この変化の中心にあるのは、資産分類そのものである。若い世代の株式取引における損失経験が株式投資の大きな信頼を失わせることになった。リーマン・ブラザーズの凋落で、無責任な慣行のために、大恐慌以来最悪の不況が続いたのが、その要因だろう。
さらに、GuyHirsch氏はこう付け加えた。
「納税者の貯蓄が消滅しているのに何千億ドルという税金が巨大な金融機関に集中したり、生活費が上昇しているのに、銀行は量的緩和で大金を得ているのを目の辺りにして、信用や信頼が失墜したのでしょう」
調査ではまた、ミレニアル世代のオンライントレーダーの3分の2が、全体として、株式市場よりも暗号通貨市場に信用をおいていることがわかった。暗号通貨を取引しないミレニアル世代でさえ、3分の1が株式市場よりも暗号通貨市場を信用している。それとは対象的に、ジェネレーションX(米国で1960年代初頭または半ばから1970年代に生まれた世代)はもっと株式取引を信用しているとも答えている。
完全な資産クラス
Etoroの調査はまた、全世代で暗号通貨の取引をしていない投資の59%が、もし、での津的な金融機関が暗号通貨の取引サービスを提供してくれるならば、暗号通貨にもっと投資をしてもいいと答えている。
現在の暗号通貨のトレーダーは、もし、伝統的な金融機関が提供してくれるなら、資産クラスに投資をするのをもっと気楽に考えているようだ。何しろ、92%が、もし従来の金融機関がこのような投資オプションを提供してくれるなら、もっとお金を投資すると認めているからだ。
調査では貯蓄計画について調べている。調査対象となったオンライントレーダーの半数は、自分の401kプランに対して暗号通貨を割り当てることに関心を示した。暗号通貨の売買を行っていないオンライントレーダーのうち、45%が401kの一部を暗号資産に割り当てることに関心を示し、74%の暗号通貨トレーダーが、401kプロバイダからオプションを入手することに関心を示している。
GuyHirsch氏は、次のように付け加えている。
「401kポートフォリオには明らかに暗号資産の需要がありますが、それが主流のオファリングになるまでには、規制上および市場上の変更が必要です」
EtoroのシニアマーケットアナリストであるMatiGreenspan氏は、news.Bitcoin.comに次のように語っている。
「ミレニアル世代はテクノロジーの力、より具体的にはオープンネットワークの力を信じる傾向があります。暗号通貨が私たちの世代にとって完璧な資産クラスである理由はここにあります」

MatiGreenspan氏
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出典「HalfofMillennialTradersHaveMoreFaithinCryptoThanStockMarket」
著者:MathewDiSalvo
元代理店の記者で地元のニュースハッカーである彼は、暗号通貨が海外送金の役に立ち、銀行から法外な手数料を取られないことを発見したとき、ワクワクしながら暗号通貨を学んだ。彼はbitcoin.comに、なかでも銀行口座を持たない人に銀行を、プライバシーコイン、ラテンアメリカに焦点を当てて原稿を書いている。



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