ドル/円、「112.00円台の壁」を意識
昨日のドル/円は4営業日ぶりに小反落。米国株が下げに転じると一時111.60円台まで下落するなど111円台後半を中心に調整含みで推移した。米中通商合意への期待もあらかた織り込まれたと見られ、本日のドル/円は「112.00円台の壁」を意識した上値の重い展開となりそうだ。もっとも、200日移動平均線が通る111.30円台でサポートされれば上昇トレンドの維持は可能だろう。まずは、米国株安を受けたアジア株の動きに注目したい。なお、本日は中国の「最高機関」であり国会に相当する全国人民代表大会が開幕する。冒頭の政治活動報告で示される2019年の経済目標などに注目が集まっている。また、NYタイムには米2月ISM非製造業景況指数が発表される。市場予想は57.4と、1月の56.7から上昇が見込まれている。