【買い】ユニー・ファミリーマートHD(8028)株式分割で個人の参戦増にも期待、信用好需給で踏み上げも◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

著者:加藤あきら
投稿:2019/03/04 08:23

株式分割で個人の参戦増にも期待、信用好需給で踏み上げも

業種:小売業
時価総額:16168.49億円
PER:36.70倍
PBR: 2.86倍

 伊藤忠系で「ファミリーマート」は元々コンビニ大手、サークルKサンクスを吸収合併し、業界2位に踊り出る。昨年末にブランド統合完遂。ディスカウントストア「ユニー」の株式をドン・キホーテHD(現:パンパシフィックHD)に譲渡ならびにドン・キホーテHD株をTOB(公開買い付け)し、業務・資本提携を締結。連結子会社のカネ美食品株をドン・キホーテHDに一部譲渡し、関係深化。

 業績面においては今期未定としており、アナリストコンセンサスは前回の第3Q減益決算やドン・キホーテHDのTOB不調をネガティブ視する声が目立つ。不採算店舗の整理に伴う減損発生はやむを得ない面がある一方、ブランド一本化による収益改善が見込まれる。

 株価は先行き不透明感が重しとなり、昨年と打って変わって下値揉み合いが続いている。2月末を基準日に1:4の株式分割が行われ、株価は3000円台と個人投資家にとっては手が出しやすい株価となった。現在、信用倍率は0.22倍と相変わらず売り長の状態が続いているが、かと言って、株価にはおおよその悪材料が織り込まれ、これ以上売り込む材料も無さそうだ。ひとたび先行きに明るい材料が提示された場合にはまたしても昨年同様に踏み上げ相場となりそう。
配信元: 達人の予想

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