ポンドは戻り売り優勢 場合によっては英解散総選挙も視野に=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/02/22 02:28

 ポンドはNY時間に入って戻り売りが優勢となっており、ポンドドルは1.3040ドル近辺まで値を落としている。200日線が1.2995ドル付近に来ているが、その水準を試しに行くか注目される。

 きのうのメイ首相とユンケル欧州委員長の会談ではアイルランド国境のバックストップ案に関して法的保証が必要との見解で一致した。バルニエ首席交渉官とバークレー英EU離脱担当相に代替措置の検討を課しているが、一部報道によると、担当者は合意が来週成立する公算は小さいと語ったという。来週の27日に英議会の投票が控えているが、合意内容が議会に提出されないリスクも出てきた。

 もし、メイ首相がEUとの合意に失敗し、英議会で否決されれば、解散総選挙も視野に入るとの指摘も出ている。その場合はむしろ、短期的にはポンド買いの反応かもしれない。

GBP/USD 1.3039 GBP/JPY 144.45 EUR/GBP 0.8687

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。

配信元: みんかぶ(FX/為替)