金融系銘柄が上昇する局面としては、良い環境
金融業界のトップ銘柄。近時はアジア、豪州などへの積極展開で業績をドライブさせようとしている。2019年3月期の経常利益は減益となる見通しだが、成長性は評価されそうだ。今年は豪州最大の銀行、コモンウェルス銀行傘下の投資会社9社を買収し、業容のさらなる拡大を志向する。昨年10月の発表によれば、この買収の実行は2019年半をメドとしている。
株価は、昨年10月の740円から昨年末には514円まで下落。先週末の571円は、まだ十分な戻りとは言えず、620円程度までの半値戻りは目標とできるだろう。信用残は徐々に減少傾向にある。
株式市場は全体には強気なムードがある一方、為替、中国景気、米国景気など、不透明要因も多い。金融系銘柄が上昇する局面としては、良い環境だと言える。