乾汽船、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も4円減額

配信元:株探
投稿:2019/02/14 15:00
 乾汽船 <9308> が2月14日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は0.1億円の黒字(前年同期は0.4億円の赤字)に浮上して着地した。
 しかしながら、併せて通期の同損益を従来予想の1.4億円の黒字→2.9億円の赤字(前期は7.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5億円→0.6億円(前年同期は13.1億円)に86.8%減額し、減益率が61.4%減→94.9%減に拡大する計算になる。

 業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の16円→12円(前期は24円)に減額修正した。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比26.1%減の3.8億円に減り、売上営業利益率は前年同期の10.3%→6.0%に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  外航海運事業におけるスモールハンディ船の市況は、第3四半期以降、米中貿易摩擦による市場心理への影響もあり、軟調に推移しております。これらの影響を踏まえた結果、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について上記の通り前回発表予想を修正しております。 なお、倉庫・運送事業及び不動産事業については概ね前回発表予想通りに進捗しております。

 今回の業績予想修正に伴い、当社の利益配分に関する基本方針(2017年5月12日公表)の通り、年間配当金(合計)を配当性向30%基準の12円に修正しております。※業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項  上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後、様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。また、2019年3月期第1四半期連結会計期間より、表示方法の変更を行っており、前期実績(2018 年3月期)についても当該表示方法の変更を反映した組替え後の数値を記載しております。
配信元: 株探

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