【先週のドル/円の動向と今週の主要イベント】
先週の米ドル/円は変わらず。週初109.575で寄り付いた米ドル/円は、米株式の下落やハト派的なFOMCの結果を受けて一時108.490まで下落する局面もありました。週末にかけて米経済指標が市場予想より強かったことでドルが幅広い通貨に対して買われ、米ドル/円は109.50前後まで回復いたしました。終値は109.515。
注目されていたFOMCでは、利上げ停止が示唆されました。特にこの利上げ停止については、声明文とパウエル議長の会見において、中国経済や米中通商協議、イギリスのEU離脱などについて不透明感があり、これらの結果がはっきりするまでは我慢するといった内容になっており、当面の利上げは見送られることとなりそうです。
また、バランスシートの縮小についても声明文が発表されており、これもマーケットにとってバランスシートの縮小停止をイメージさせるものと読み取られていますが、内容的には、バランスシート縮小についてのこれまでのレビューで縮小を停止するものではありません。
また、週末に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30.4万人増(予想:同16.5万人増)、失業率が4.0%(予想:3.9%)、平均時給が前月比で0.1%増(予想:同0.3%)、前年比で3.2%増(予想:同3.2%)と特に非農業部門雇用者数がポジティブサプライズとして受け止められました。
その後、発表されたISM製造業景気指数は56.6(予想:54.0)と前月の54.1(これも上方修正され54.3)を上回る結果となりました。
なお、今週の主要経済指標は以下のとおりですが、トランプ大統領の一般教書演説が2月5日(日本時間6日11時)にあり、国境の壁について非常事態宣言を発動するかどうかに注目です。それ以外では、日本時間7日9時にパウエルFRB議長の発言があるほか、日米の企業決算も相次ぐため、これらの結果にも注意が必要です。
注目されていたFOMCでは、利上げ停止が示唆されました。特にこの利上げ停止については、声明文とパウエル議長の会見において、中国経済や米中通商協議、イギリスのEU離脱などについて不透明感があり、これらの結果がはっきりするまでは我慢するといった内容になっており、当面の利上げは見送られることとなりそうです。
また、バランスシートの縮小についても声明文が発表されており、これもマーケットにとってバランスシートの縮小停止をイメージさせるものと読み取られていますが、内容的には、バランスシート縮小についてのこれまでのレビューで縮小を停止するものではありません。
また、週末に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比30.4万人増(予想:同16.5万人増)、失業率が4.0%(予想:3.9%)、平均時給が前月比で0.1%増(予想:同0.3%)、前年比で3.2%増(予想:同3.2%)と特に非農業部門雇用者数がポジティブサプライズとして受け止められました。
その後、発表されたISM製造業景気指数は56.6(予想:54.0)と前月の54.1(これも上方修正され54.3)を上回る結果となりました。
なお、今週の主要経済指標は以下のとおりですが、トランプ大統領の一般教書演説が2月5日(日本時間6日11時)にあり、国境の壁について非常事態宣言を発動するかどうかに注目です。それ以外では、日本時間7日9時にパウエルFRB議長の発言があるほか、日米の企業決算も相次ぐため、これらの結果にも注意が必要です。