米雇用統計を控えてドル円は様子見、ユーロとポンドは逆の動き=ロンドン為替概況
米雇用統計を控えてドル円は様子見、ユーロとポンドは逆の動き=ロンドン為替概況
1日のロンドン市場は、米雇用統計の発表を控えての取引。ドル円は108円台後半での揉み合いに終始しており、模様眺めムード。109円手前の売りを崩す動きはみられていない。一方、欧州通貨には調整の動きがみられている。ユーロとポンドが逆方向の動き。ポンドは下落、ユーロは買い戻しが入った。この日発表されたドイツ、ユーロ圏、英国の製造業PMIはいずれもさえない結果だった。ただ、ユーロドルは1.14台後半、ユーロ円125円手前へと高値を伸ばす動き。ポンドドルは1.30台半ば、ポンド円は142円台前半へと下押しされている。英首相報道官は、EUと再交渉する、3月29日に離脱するなどの方針について繰り返し言及していた。
ドル円は108円台後半での取引。ロンドン序盤に上値を試したが、108.97レベルまでと東京午前の高値に顔合わせするにとどまった。米雇用統計の発表を控えており、109円近辺の売りを崩すような動きには至らず。結果待ちの姿勢となっている。欧州株は序盤の上げを消す動きとなっているが、ドル円の下押しは108.80台までと限定的。
ユーロドルは1.14台後半での取引。ロンドン朝方に1.1435レベルの安値をつけたあとは買い戻しの流れに転じた。足元では1.1475レベルに本日高値を更新している。ユーロ円も124.50近辺まで下げたあとは買いが継続し、高値を124.95レベルに広げた。対ポンドでのユーロ買いの動きが入っている。この日発表された1月のドイツ製造業PMIは49.7と速報値49.9から下方修正された。ここ1年間で大幅に低下し続けており、弱い内容だった。ただ、ユーロ売り反応はみられなかった。
ポンドドルは1.30台後半での取引。1.31ちょうど付近での揉み合いを下放れ、安値を1.3044レベルまで広げた。ポンド円は142円台後半から一時142.08レベルまで下落。いずれも前日の安値を下回る動き。この日発表された1月の英製造業PMIは52.8と前回54.2や事前予想53.5を下回った。発表前からポンド売りが入り、神経質な買戻しも再び売られる弱い値動きだった。ユーロポンドは0.8730-40レベルから0.8790台まで買い上げられている。スラック英首相報道官は、EUに離脱合意の再交渉を求める、3月29日に離脱する予定、50条の延長は要求していない、などとこれまでのメイ政権の立場を繰り返していた。これには特段の反応はみられなかった。
minkabu PRESS編集部 松木秀明
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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