淀川鋼、非開示だった今期経常は33%減益、未定だった配当は10円減配

配信元:株探
投稿:2019/02/01 16:00
 淀川製鋼所 <5451> が2月1日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比30.6%減の69.7億円に落ち込んだ。
 併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比33.2%減の82億円に落ち込む見通しを示した。

 会社側が発表した第3四半期累計の実績と通期計画に基づいて、当社が試算した1-3月期(4Q)の連結経常利益は前年同期比45.2%減の12.2億円に落ち込む計算になる。

 業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は65円(前期は75円)実施する方針とした。

 直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.1%減の24.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の4.6%→4.3%とほぼ横ばいだった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社は、鉄鋼市況の見通しが極めて不透明な状態であることなどから平成31年3月期の業績予想を未定としておりましたが、今般その見通しを得ましたのでお知らせいたします。尚、平成31年3月期末におきまして、タイの連結子会社でありますPPT社の累積的な損失に伴い個別財務諸表上約14億円の関係会社株式評価損の計上を見込んでおります。この関係会社株式評価損につきましては連結決算上相殺消去されますので連結業績に与える影響はありません。 その他の定性的情報につきましては、本日(平成31年2月1日)公表の「平成31年3月期 第3四半期決算短信[日本基準](連結)」3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照ください。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と認識し、業績に応じた配当のお支払いを安定的、継続的に実施することを基本方針としております。この方針に基づき、本日発表いたしました平成31年3月期業績予想の修正を踏まえ配当予想を行っております。
配信元: 株探

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