まもなくFOMC結果発表 辛抱強くを強調か=NY為替

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/31 03:27

 NY時間の午後に入ってドル円は109円台半ばでの推移となっている。きょうのNY為替市場はドル買いが優勢となり、ドル円も一時109.75円近辺まで上昇した。しかし、このあと日本時間4時のFOMCの結果発表を控えて様子見ムードも強く、110円を試す動きまでは見られていない。

 そのFOMCだが、今回は政策変更は無いものと見られる。ただ、一部報道ではバランスシート縮小を予定よりも早期に終了し、巨額な保有国債を維持する計画が協議されるとの観測も出ていた。

 今年から、FOMC終了後にパウエルFRB議長の会見が毎回実施されるが、バランスシートに関するヒントが何か示されるか注目される。また、利上げに「辛抱強くいられる」との言及を強調し、少なくとも3月利上げは示唆することはないとも思われる。米政府機関閉鎖の影響についても言及してくるかも注目となりそうだ。いずれにしろ、日本時間の4時半頃になると思われるが、パウエルFRB議長の会見に注目したい。

 予想通りに慎重姿勢を強調すればドル売りの反応も想定されるが、既に織り込んでいる節もある。上下動はする可能性もあるが、明確な方向感は出ない可能性も留意したい。今週は米中貿易協議や米雇用統計の発表なども予定されている。

USD/JPY 109.52 EUR/USD 1.1423

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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