【売り】日本通信(9424)RSI(9日)が87.40%と過熱感が強い

著者:西村剛
投稿:2019/01/26 17:14

■注目銘柄:【売り】日本通信(9424)

同社は他社の無線インフラを借り受け、データ通信サービスを提供する仮想移動体通信事業を手掛けています。

2019年1月24日に同社の金融取引プラットフォーム「FPoS」の実証実験を通じた金融庁の見解が公表され、セキュリティに関する技術力が認められました。これを受け翌1月25日は前日比+38.7%の165円まで買われました。

直近発表の平成31年3月期第2四半期決算では、
売上高16億6600万円(前年同期比+12.8%)
営業利益-3億2700万円(前年同期-6億9600万円)
四半期純利益-3億2100万円(同-6億5700万円)
と赤字縮小となっています。

格安SIM事業の収益化が達成できていないことや金融取引プラットフォーム「FPoS」等の実証実験による費用により、営業利益の黒字化は厳しい状況です。

株価は1月25日の寄付から上昇しましたが、その後は売られる展開となっており、長い上ひげを残しています。含み損を抱えている投資家が多数いると予想されることや、RSI(9日)が87.40%とかなり過熱感があることから、この水準での買いは控えたいと判断しました。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想

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