アッヴィが下落 特許切れに競争への不透明感を高める=米国株個別

著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/01/26 01:33

 医薬品のアッヴィが商いを伴って下落。10-12月期決算を発表しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。主力薬のヒュミラの売り上げが予想に届かなかった。通期利益見通しも予想を下回っている。

 ヒュミラの売上高は海外で17.5%減少したが、特許切れから欧州市場で、バイオシミラー(後続医薬品)との競争に直面したことが影響している。一方、米国では2023年まで価格競争から守られていることから、売り上げは9.1%増加した。

 市場では海外での動向から、今後直面する競争への不透明感を高めている模様。

(10-12月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.90ドル(予想:1.94ドル)
・売上高:83.1億ドル(予想:83.8億ドル)
  ヒュミラ:49.2億ドル(予想:50億ドル)
  イムブルビカ:10.1億ドル(予想:10億ドル)
  シナジス:2.64億ドル(予想:2.69億ドル)
・粗利益率:79.8%(予想:81.2%)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.65~8.75ドル(予想:8.73ドル)

(NY時間11:29)
アッヴィ 80.34(-5.54 -6.45%)

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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