価値開発、今期最終を一転赤字に下方修正、対純資産で53%の赤字

配信元:株探
投稿:2019/01/10 16:00
 価値開発 <3010> [東証2] が1月10日大引け後(16:00)に業績修正を発表。19年3月期の連結最終損益を従来予想の1000万円の黒字→6億6000万円の赤字(前期は4億1300万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。赤字額は前期末の純資産を52.9%毀損する規模となった。

 会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の6600万円の黒字→6億0400万円の赤字(前年同期は2億9900万円の赤字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  当社グループは、ホテル事業をメイン事業として行っております。売上高につきましては、自然災害の影響などもありましたが都市型ビジネスホテル『ベストウェスタン』及びシティホテル『衣浦グランドホテル』の稼働率は微減に止まりました。一方で、東日本大震災の復興需要を目的に運営を行っております『バリュー・ザ・ホテル』の一部の店舗の稼働率が、震災復興関連宿泊需要の低迷などにより当初の計画を20%程度下回っており、当期中に大幅な改善を見込むことが難しい状況となりました。これらの減収要因により『ベストウェスタン』の新規オープンに係る増収などもありましたが下方修正いたします。 営業利益につきましては、上記の通り稼働率が計画を下回ったこと、新規ホテルのオープンに伴う費用として200百万円程度を計上することとなったこと、運営する既存ホテルの人件費、水道光熱費等の運営費用が全体として100百万円程度増加する見込みとなったことなどにより下方修正いたします。 今後、当社グループの業績の早期回復のため『バリュー・ザ・ホテル』の運営の在り方については、当社の経営上の最重要課題として検討を進めて参ります。 経常利益につきましては、営業利益の減少、2018年11月12日に実施いたしました第三者割当増資に係る経費70百万円の計上、2018年12月21日に実施いたしました資金の借入に係る支払利息25百万円の計上、今後計画しております借入金の借り換えに係る支払手数料70百万円の計上などにより下方修正いたします。 親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、経常利益の減少、税効果会計に係る法人税等調整額などにより下方修正いたします。今後の見通し 上記の他に、一部の固定資産について減損損失等の特別損失を計上する可能性がございます。計上することとなりましたら、速やかにお知らせいたします。(注) 本資料に記載されている業績予想につきましては、発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、さまざまな不確定要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化等により、上記予想と異なる場合がございます。
配信元: 株探

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