<12/25~12/28> 来週の日経平均の動き

著者:Korosuke
投稿:2018/12/21 20:48

強烈なねじれ相場も転換点

今週も一週間お疲れさまでした。

今週は激動の一週間となりました。

この数年間日々チャートを見て日経平均の動きを見てきましたが、今週はその中でも初めてと言っていいくらいの逆行した大幅な下げとなりました。

本来ならば12月半ばから短期上昇トレンドに入っており、変化日も全て上に位置しているため、完全な上昇期間にはいっていましたのでSQを通過してから徐々に本来の動きに戻っていくと見ていました。

しかし、週明けから一気の下落で、下値抵抗ラインを次々と突破していき、通常では下げ止まる第二の抵抗ライン(21000円)をあっさりと抜けてしまいました。

それどころか、更にその下にある第三の抵抗ラインも突破し、確率的にはかなりありえない位置にある第四の抵抗ラインで今のところ下げ止まっています。

この第二の抵抗ラインを抜けたことはこれまでリーマンショック以降見てきた中では一度もなかったと記憶しています。

そういう意味では今回の下げはこの10年になかった動きで、かなり強烈な暴落に部類すると思います。

このような動きの逆バージョンが、今年10月の日経平均が24000円を越えていったときで、このときも通常では越えることのない抵抗線(直近でいう第二の抵抗ラインに相当するもの)を大きく上に乖離してきました。

しかし、その後大きく急落して今日までの暴落となり、上に大きく乖離して行きすぎた分の歪が、勢い余って下にも大きく乖離して行きすぎた形となりました。

今思えばこのときに生じた歪が今回のここまでの急落を引き起こしたのかもしれません。

とはいえ、上に大きく行きすぎて急落したように、下に大きく乖離したものも、同じように大きくリバウンドして反発することは自明ですから、ここまで下げた以上反発しだす時の巻き戻しも相当強烈なものになるでしょう。

いつその反発が見られるかですが、チャートから見るとすでに第四の抵抗ラインにタッチしていますから、今日の終値が大底になっている可能性が高いです。

もし、12/28にある19500円の変化日を目指しているとすると、もう一段階下に行くか、日柄で来週一週間が下値でもみ合う動きになるかもしれませんが、それが最悪ケースです。

これ以上酷い下げとなることは今のチャートから最悪状況を想定しても考えられないので、ここからの急激な下げはもうほぼないでしょう。

早ければ3連休明けに大きく上昇して帰ってきてもおかしくありません。

あとは、反発するタイミング待ちだけですが、その反発も突然大きくやってきますので下げているときに仕込んでおくしかありません。

暗闇の中を恐る恐る探る今の相場の中ですが、もうすぐそこまで光も見えていますので、もうしばらくの辛抱です。

今週が転換点になるでしょう。
Korosuke
株式会社テラス
配信元: 達人の予想