ソフトバンクの公募割れで暴落の恐れ

著者:西村剛
投稿:2018/12/18 17:08

短期的にはそろそろ底打ちか

18日の日本株は大きく下落しました。日経平均株価は前日比1.8%マイナスの21115円45銭、マザーズ指数は前日比3.9%マイナスの875.76ポイントとなりました。前日の米国株式市場が大きく下落したことを受け日本株も下落しました。

18日の下落によりTOPIXが年初来安値を再度下回り、JASDAQ指数も年初来安値を下回りました。日経平均株価は年初来安値を下回りこそしないものの、あと約4%のところまで迫っています。米国株式市場が下落トレンドに入っているというのもありますが、日本株も売買代金が少ないなか売り圧力に押されているといった展開が続いています。

そのようななかいよいよ19日にソフトバンク(9434)が新規上場します。初値が公募価格を大きく上回れば株価上昇の起爆剤になるのですが、現状の日本株市場の状況を考えれば、初値はよくて公募価格の同値、悪くて1400円くらいになるのではないかと考えています。仮にソフトバンクが公募割れすることで、一気に日本株全体で投売りが出てくる可能性もあります。ですので明日の株式市場は要注意でしょう。
しかしながら来週にはソフトバンクのIPOに申し込んで資金を拘束されていた個人投資家の資金が戻ってくる可能性もあります。ですので短期的には18日から20日が日本株の底値になるのではないかと考えています。19日の日経平均株価は大幅安と予想します。
西村剛
フェアトレード株式会社 代表取締役
配信元: 達人の予想