田中化研が続落、公募と第三者割当増資による希薄化を懸念◇

　田中化学研究所<4080.T>が続落。３０日の取引終了後、公募増資と第三者割当増資を発表しており、１株利益の希薄化を懸念する売りが膨らんだ。３２１万１２００株の公募と上限４８万１６００株のオーバーアロットメントによる売り出し・第三者割当増資を実施する。また、住友化学<4005.T>を割当先とする３７０万７２００株の第三者割当増資も実施する。公募と第三者割当増資に伴う調達資金は最大で約７３億６８００万円で、リチウムイオン電池向けの設備投資などに充てる。発行済み株式数は最大で約２９％増える見込み。発行価格は１１日から１４日のいずれかの日に決定する。

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出所：minkabuPRESS