イスタンブール株式市場はこのところ下げ基調
相変わらず株式市場は米株を中心にボラティリティの高い展開が続く一方、為替市場は比較的落ち着いた動きとなっています。そんな中、トルコリラ円が8月10日の大幅下落から値を戻し、20円台ミドルを回復、ほぼ今回の下げを埋める形となっています(対ドルでも7.2リラの過去最安値から5.47近辺まで値を戻しています)。もちろん、この背景には対米関係の障壁となっていました牧師が釈放、帰国したことによるところが大きいと思います。
ただ、イスタンブール株式市場はこのところ下げ基調が続いています(売りトレンド発生)。本来、金利と株は反比例の動きになります。トルコの金利はインフレ率抑制に向け上昇しています。結果、株式市場が軟調となっていると言えるわけですが、これはトルコから資金流出しているとも言えます。トルコ中銀が仮に金融引き締めを維持したとしても、インフレ鎮静化は19年半ば以降と見られており、11月5日に発表される消費者物価指数(前回値:前年比24.52%)が一段と上昇した場合、トルコのファンダメンタルズに市場の目が向けられ、再度売りに向かうことになるのではないでしょうか。トルコリラの今後を占う上で、消費者物価指数の結果が分岐点となるかもしれません。
ただ、イスタンブール株式市場はこのところ下げ基調が続いています(売りトレンド発生)。本来、金利と株は反比例の動きになります。トルコの金利はインフレ率抑制に向け上昇しています。結果、株式市場が軟調となっていると言えるわけですが、これはトルコから資金流出しているとも言えます。トルコ中銀が仮に金融引き締めを維持したとしても、インフレ鎮静化は19年半ば以降と見られており、11月5日に発表される消費者物価指数(前回値:前年比24.52%)が一段と上昇した場合、トルコのファンダメンタルズに市場の目が向けられ、再度売りに向かうことになるのではないでしょうか。トルコリラの今後を占う上で、消費者物価指数の結果が分岐点となるかもしれません。