日経225相場予想 大統領選を控え売り目線で（10/29週）

【先週の日経225の動向と今週の主要イベント】

先週の日経225（TFX）は大幅安。週初22,622円で寄り付いた日経225（TFX）は米企業決算やサウジアラビア問題、中国株の下落などを背景に大きく売られる展開となりました。
日経平均株価は7月の安値を下回り、TOPIXやマザーズ指数も年初来安値を更新するなど、長期的なトレンドが変化してきている可能性があります。先週の安値は20,905円で終値は21,292円。

今週の主な経済指標は図のとおりで、週末にかけて米10月雇用統計など主要な経済指標に注目が集まります。
また、今週も米国の企業決算などもありますが、引き続き予算問題が深刻化するイタリア財政問題や、英のEU離脱問題、トランプ米大統領が27日に日本が市場開放しない場合「日本車に20％の関税をかける」と発言した通商問題、さらにはトルコが引き渡しを要求するサウジ記者殺害問題、米のINF廃棄条約破棄問題などが燻っており、来週には米国の中間選挙も控えているためこれらの動向についても目が離せません。

【日経225（TFX）　週足　チャート】

日経225（TFX）の週足チャートです。
先週の日経225（TFX）は52週移動平均線や7月の安値21,677円をも下回って引けており、中期トレンドは下げとなります。
下値の当面の目処は、先週の安値20,905円、その下が3月の安値20,369円で、相場が52週移動平均線を上回るまでは、戻り売りを考えたいところです。

【日経225（TFX）　日足　チャート】

日経225（TFX）の日足チャートです。
一方、日足チャートも先週200日移動平均線を下回りました。
一目も三役逆転となっており、基準線も下向きとなっているため、戻り売りを考えたいところです。上値の目処は一目転換線が位置する22,053、その上が基準線の位置する22,741で、一目の雲を上回るまでは売り目線で見ています。
サポートは先週の安値20,905。


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