波乱相場には至らず
「2月相場の再来か!」と危惧されていました為替相場ですが、思いのほか波乱相場には至っておりません。注目していた米10年債利回りは3.16%台に低下、一段の金利上昇は抑えられている格好です。加えて、恐怖指数と呼ばれる「VIX指数」も警戒水準とされる20を割り込んでおり、米10年債利回りが再度3.20%アッパーに上昇しなければ、ドル円もレンジ相場へ回帰する動きになりそうです。ドル円は一時112円割れの局面もありましたが、実需動向を確認すると、引き続き、出遅れ感があった輸入勢が買いを持ち込んでいる一方、輸出は今月初めに114円だったことを勘案してか、112円台ミドルでこの時期に慌てて売る必要もなく、節度あるオペレーションに徹しているようです。ただ、このところの株式市場と債券・為替市場の温度差が気になるところではありますが・・・。株式市場の独り相撲の様相を呈しているように感じられます。
チャートを見ると、90日移動平均線、直近安値(111.62円)が下値サポートとなる一方、13・21日移動平均線が113円ちょうど近辺に位置しておりますので、このレンジでの値動きになるのではないでしょうか。
目先は、米10年債の動き(3.20%アッパーに再度突入すると、リスクオフのスイッチが入りそう)、さらには待てど暮らせど発表されない米為替報告書の結果に注目しています。
チャートを見ると、90日移動平均線、直近安値(111.62円)が下値サポートとなる一方、13・21日移動平均線が113円ちょうど近辺に位置しておりますので、このレンジでの値動きになるのではないでしょうか。
目先は、米10年債の動き(3.20%アッパーに再度突入すると、リスクオフのスイッチが入りそう)、さらには待てど暮らせど発表されない米為替報告書の結果に注目しています。