ドル/円、5日続落で振り出しに戻る
昨日のドル/円は5日続落となり、112円台前半へと下落。米長期金利の高止まりを嫌気してNYダウ平均が800ドル超値下がりするなど米国株が急落する中、ドル売り・円買いが活発化した。下値支持と見られていた20日移動平均線や日足一目均衡表の基準線を割り込んでおり、調整と呼ぶには深すぎる下押しとなっている。上記の20日移動平均線(執筆時112.99円)付近が上値抵抗になりそうで、目先は上値の重い展開が予想される。ただ、9月中旬以降の上昇の起点となった節目の112.00円に接近しており、相場展開は「振り出しに戻った」と言える。ボリンジャーバンド-1シグマ(執筆時112.25円)に達した事もあって、下値余地も大きくはないだろう。
いずれにしても、米長期金利の低下は期待しにくい地合いなだけに、本日も株価動向が焦点となりそうだ。なお、本日発表予定の米9月消費者物価指数は、昨日の生産者物価指数と同様に食品・エネルギーを除いたコア指数の前年比の伸びが加速すると見られている。
いずれにしても、米長期金利の低下は期待しにくい地合いなだけに、本日も株価動向が焦点となりそうだ。なお、本日発表予定の米9月消費者物価指数は、昨日の生産者物価指数と同様に食品・エネルギーを除いたコア指数の前年比の伸びが加速すると見られている。